2020年05月13日




 



●ハードな仕事がきっかけでうつに● 

25年以上前、私は非常に忙しい外資系の金融関連業界にいました。

ドライな人間関係と深夜まで非常にハードな仕事が続き、時差の関係で体調リズムを崩して、うつになりました。

その頃はかなりの自殺願望もありました。

次にまた重い症状が出たのが14〜15年前のことです。

別の外資系金融関連の会社に転職したのですが、数字の非常に大きい金額を扱っていて、私は大きな失敗を繰り返していました。

仕事以外でも、家族・親族を巻き込んだ複雑な環境のなかで夫婦関係が悪化して、色々な問題を一手に自分で抱え込んでいました。

その頃はうつ病で自ら命を絶つ人が、同じ業界の知人で数人いました。

その期間と平行して、今度は両親が同時にがんになってしまって、看護でストレスがある時に息子の不登校が重なり、なんと会社からはリストラ宣告が……。

経済的なダメージで、相当おかしくなりました。

結局妻とは離婚して、
自分の新しい仕事の方向が少し見えてきた時緊張がほぐれ、一気に脱力感に襲われました。

心の憂うつ感、焦燥感に襲われ、ろれつが回らなくなり、眠れないし思考ができずに決断もできない。

もちろん本なんて読めたものではありません。

出かけたら出かけたで、途中で何のために家を出たのか忘れてしまう。

週に2〜3回は財布を無くすほど、注意力が散漫になっていました。

YSこころのクリニック│ 

2020年05月05日

●一冊の本との出会いが転機に●

そんなある日、たまたま入った書店で発見したのがYSメソッドの本でした。
この本を知ったことが、YSこころのクリニック受診のきっかけです。

クリニックを訪れて感じたのは、カウンセラーの方が本当によく私の話を聞いてくれることでした。
集中カリキュラムでは、私の生い立ちを振り返りながら、恨んでいた両親との関係を掘り下げていきました。


しばらく経ったそのとき、自分のなかからブワッと溢れ出てきた感覚に、私は驚きを隠せませんでした。

それは恨みどころか想像をはるかに超えた親の大きな愛、無償の愛に包まれて育った、数々の思い出でした。母は編み物が得意で、小学1年生の頃、私にセーターを編んでくれました。

セーターはクラスの友人にうらやましがれ、担任の先生にも褒めらて、とても嬉しかった。
そのことが自然に思い出されて、涙がこぼれていきました。


父に対しても、仕事で忙しいなか映画や山登りに連れて行ってくれた記憶が甦ってきました。
また、父が強引に進路を決めたのも、私の人生を考えていたんだなと気持ちが理解できました。

過去をひもといたことで、両親に愛されていないという認識が、愛されていた人生へとひっくり返りました。


このようにちょっとしたきっかけで、回復のヒントを手にすることがあります。
いろいろな本やきっかけを探すように心がけましょう。


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2020年04月10日

これまでにお届けしてきた治療体験の多くのパターンがあることにお気づきですか?

父母へのわだかまりが解消し、感謝の思いや愛の心が溢れてきたときに心が晴れて寛解にいたったという経験が登場します。
うつ病などの心の病は、日常の人間関係などの環境をきっかけに発症します。

何かの出来事が起きたときに、それをどうとらえるかという「枠組み」がこの時期につくられるからです。

この「枠組み」は、自分の意思とは関係なく、心の深いところから勝手に湧き上がってくるものです。

例えば、父親に対する嫌悪感があると、「男性が嫌い」という無意識の心がつくられ男性との交際が上手くいかなかったりします。

「母親に愛されなかった」という思いが、「愛の不足感」となり、それを別のもので埋めようとして、過食症や依存症になる例もあります。

これらはすべて心の中につくられた父親像、母親像です。 これを前提に考えてみると、こころのわだかまりを解消できるかもしれません。


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